自閉症児の水中での運動療育・水泳の授業参加者募集(研究のご協力のお願い)
水中での運動療育・水泳指導法の検討 研究説明書
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研究に参加していただく皆様
令和7年5月15日
水中での運動療育・水泳指導法の検討 研究説明書
研究の目的 本研究は、これまで実践してきた自閉症児の原始反射の統合を促すための水中運動指導法の効果を検証し、将来の展望として指導者養成カリキュラム作成を目指しています。 研究開始前にこの説明書をお読み頂き、ご協力頂ける場合には参加同意書に署名をお願い致します。 方法 1回50分の水泳教室に2か月間~4か月間、ご参加いただきます。スケジュールは個別にご相談に応じます。 内容は、水中運動指導の実践(合計8~16回、1回/週、50分/回)となります。 具体的な詳細として、ウォームアップ10分、メイン(酒井2019、2024を参考に、下肢の運動:歩行やジャンプ等、水泳:歩きながらのクロールやクロール泳等)30〜40分、クールダウン10分の流れを想定しています。 練習中には、日常的に使用されているビート板や浮き具等を使用します。休憩時間を挟みながら実施します。 保護者の方、水泳教室参加者の方には、水泳教室実施の前後に運動テストや運動能力や情緒面の変化を確認するためのテストや調査等を実施します。水泳教室の実施中は、姿勢等の解析のためビデオカメラを用いて撮影を行います。 起こりうる危険性と対処法 屋外での水泳教室の実施となります。随時水分補給は可能です。適宜十分な休養をとりながら水泳教室を実施しますが、体調に異変を感じた際には、すぐに申し出てください。直ちに研究を中止します。 倫理的配慮 本研究は、ヘルシンキ宣言に則り、対象者等の匿名性保持および人権を侵さないよう最大限配慮する。具体的には、以下の通りとする。 (1)個人情報保護の方法・取得したデータ等の管理方法 以下①〜④は、は、東京学芸大学セキュリティポリシーに従って管理する。 データ分析は、原則的に研究代表者の研究室にて研究代表者あるいは研究代表者の監督下で研究補助者が行うが、分担研究者の研究室等で行うこともある。 共同研究者間でデータを共有する場合は、ファイルにパスワードをかけたメールとし、パスワードとファイルを添付したメールは別々に送信することでリスク軽減をはかる。 データの匿名性の確保に留意する。具体的には、データの処理に際し、対象者に番号をつけ、その番号で管理する。また、データと個人を照合させるための番号は実験終了後に粉砕・破棄し、個人が特定できないようにする。加えて、個人データを公表する際にも個人名は一切出さない。なお、電子化データはパスワードを設定し、同意を受けた人以外がアクセスできないように保管する。 収集したデータ(実験風景や個人の写真や動画を含む)は、東京学芸大学東3号館森山研究室内のカギのかかるキャビネット(物理媒体)およびセキュリティの確保されたクラウドや外部ストレージ(HDDやSSDなど)にパスワード(ログイン時および各ファイルの双方)をかけた状態で保管する。収集資料の保存期間は、当研究成果の公表後から原則的に10年とし、10年経過後、事後検証の必要性がない場合は、紙媒体データはシュレッダーを用いて処分する。電子化データは、メタデータ(ローデータに手を加えたもの)の整理・管理と適切なバックアップの作成により再利用可能な形で保存し、それ以外(CD、DVD、HDDやSSD等)は完全消去または物理破壊する。試料や装置等を用いた場合は、原則として当該論文等の発表後5年間保存する。 (2)対象者等に不利益及び危険が生じないための配慮 対象者は、研究への協力を同意した後でも、また実際に協力している間においても同意について、自由に撤回したり協力を中止したりできる権利を有する。なお、撤回や中止をしたとしても、対象者には一切の不利益は生じないことを説明し、同時に対象者への研究説明書にもこの旨を明記する。 本研究に要する時間は、着替えなどを含めて1回当たり90分程度の指導および測定を計4回(1日の上限を1回とする実施するため4日間で合計6時間程度となる。これ以外の生活時間は一切拘束しない。 指導や測定で使用する機器、用具や質問紙等は、すべて安全が確保された一般的に流通しているものであり、それらを用いる際には研究責任者、分担研究者や研究協力者(障がい者水泳指導者やその研修を受けた学生等)が安全に実施する上の留意点等を適宜説明する。 研究内容に関する意見や質問は実施責任者及び分担研究者が承り、研究参加に際して対象者に配布する研究説明書に研究実施責任者もしくは分担研究者の連絡先を明記する。 実験実施時には、対象者の体調チェックを行い、最終的には保護者および本人の意思によって参加の可否を決定する。 (3)対象者等に理解を求め,同意を得る方法 原則として、同意書への署名によって同意を得るが、質問紙調査(Webアンケート含む)の場合には、質問への回答をもって調査に同意したものとみなす。 対象者が未成年の場合は、本人に加えて本人に代わる親権者または未成年後見人等に対して研究目的、調査や実験の方法、研究成果の発表方法等の説明をして同意を得る。また、当該研究が実施または継続されることについて、研究対象者本人、その親権者または未成年後見人等が拒否できる機会を保障する。 同意書は、説明後に調査参加に同意した参加者から受け取る(16歳未満の未成年者は親権者等のサインのあるものとする)。研究参加同意書を提出した参加候補者の健康状況、障害の有無などを確認した上で、参加者とすることを最終決定する。 研究の全体像、具体的な指導内容と調査項目、データ(動画や振り返りシート)の取り扱い方、保管方法やその期間について詳細な説明を行う。加えて、書面にて、参加者のもつ権利(a.研究への参加が自由意志であること、b.個人情報が保護されること、c.研究への参加はいつでも撤回でき、撤回しても一切の不利益が生じないこと、d.回答したくない調査項目や参加したくない実験には回答あるいは参加しなくてもよいこと、e.調査や実験等を終えた後でも、研究への参加を撤回できること)、研究参加を撤回するときの連絡先や連絡方法に関する情報、ならびに実施する調査や実験において予想される身体的・精神的負担や苦痛内容およびその対処方法を明記する。 (4)その他 特に無し 個人情報とデータの取り扱い 取得したデータや個人情報は、研究目的以外には使用せず、データの匿名性は必ず確保します。具体的には、データの処理に際し、参加者に番号をつけ、その番号で管理します。また、データと個人を照合させるための番号は研究終了後に粉砕・破棄し、個人が特定できないようにし、個人データを公表する際にも個人名は一切出しません。なお、電子データはパスワードを設定し、同意を受けた人以外がアクセスできないように保管します。 収集したデータは、電子媒体および紙媒体ともに東京学芸大学東3号館森山研究室内のカギのかかるキャビネットに保管します。収集資料の保存期間は、当研究成果の公表後から原則的に10年とし、10年経過後、事後検証の必要性がない場合は、紙媒体データはシュレッダーを用いて処分し、電子データはバックアップ等を含めて粉砕・廃棄します。データ等の処分は原則的に研究代表者が行います。ただし、事後検証や他の研究に研究データを用いる可能性があると判断された場合は上述の通りの方法で保管し続けます。なお、バックアップは基本的にハードディスクやSSDを用いますが、USBメモリを使用する際にはデータの破損などの可能性が高まるために、適宜バックアップを行います。 研究参加者の権利 参加者は、研究への協力を同意した後でも、また実際に協力している間においても同意について、自由に撤回したり協力を中止したりできる権利を有します。データの取り消し要求もできます。撤回や中止をしたとしても、一切の不利益は生じません。ただし、データの取り消しを要求された時点で公表済みのデータについては破棄できませんのでご承知おきください。 知的財産権 研究の進展によっては、特許などの知的財産権が生じることがありますが、知的財産権の帰属は、研究担当者または東京学芸大学、あるいは東京学芸大学以外の共同研究者と協議の上で決定され、データ提供者に帰属することはありません。 問い合わせ先(研究担当者) 〒184-8501 東京都小金井市貫井北町4−1−1 東京学芸大学 芸術・スポーツ科学系 健康・スポーツ科学講座 大学院修士課程1年・日本障がい者スイミング協会代表理事 酒井泰葉(m258310g@st.u-gakugei.ac.jp) 芸術・スポーツ科学系 健康・スポーツ科学講座 准教授 森山 進一郎(moriyama@u-gakugei.ac.jp) 以上、ご不明な点がありましたら、遠慮なくご連絡ください。 本研究へのご理解とご協力に深く感謝申し上げます。