一般社団法人日本障がい者スイミング協会

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自閉症児の水中での運動療育・水泳の授業参加者募集(研究のご協力のお願いとご質問)

2025/4/30掲載

この度、東京学芸大学健康・スポーツ科学講座准教授の森山進一郎先生と共に、「自閉症児の水中での運動療育・水泳指導法の検討」をテーマとした研究に取り組んでおります。

本研究は、自閉症児がより安心して効果的に水中運動に取り組むための指導方法を明らかにし、支援現場で活用できる具体的な手法を開発することを目的としています。つきましては、皆様のご協力を賜りたく存じます。

ご協力いただける方には、個別に簡単な運動の観察やヒアリングなどを通じて、水泳活動中の様子を記録・分析させていただきます。内容はご本人や保護者様と十分に相談の上、同意を得た方のみを対象とし、個人情報の取り扱いには万全を期します。また、本研究は、東京学芸大学研究倫理委員会の承認を経て実施されます(5月末に受理済み)。

【研究概要】5/31更新

・研究期間:2025年7月~2025年9月 (個別に調整)
・実施場所:東京学芸大学屋外プール(東京都小金井市)
・対象:自閉症児の方(学齢期:5歳~15歳/療育手帳3・4度、自閉症の診断があれば境界値の方も可)、定型発達児の方(学齢期:5歳~15歳)、およびご家族 
・今回は水慣れや潜る等の練習はしません。
・顔を水に付けることに抵抗がない方や潜れる方で、これから泳ぎの練習をしたい方を対象者とします。
・身体障害の重複障害のある方は対象外となります。



【内容】:クロールなど4泳法(クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ)の練習、水中運動中の様子の観察、姿勢解析(動画)、指導法の検討、インタビュー等

・自閉症児の方は個別支援、定型発達児の方は個別支援または少グループ支援を予定してます。
・練習時間は1回50分を目安にしています。
・すべての種目のご参加が難しい際は、「クロールだけ」、「背泳ぎと平泳ぎだけ」、など種目を選ぶこともできます。(ただし、運動検査の結果で希望の種目とは別の種目から練習を始めることもあります。個別に御案内いたします。)
・1人あたり運動療育を含め(8日間~)の練習を予定しております。
・水泳教室担当者:酒井、他院生、水泳指導員が担当します。


【その他】
・雷は中止します。小雨決行予定です。(例:ご相談に応じますが、水泳教室実施の途中残り時間わずかで少し霧雨が降ってきた場合はその場の状況で継続する可能性もあります。)
・その他、大雨や熱中症警戒アラートが出た際は厚生労働省の通達に従い、実施日の朝にご連絡をします。
・原則、公共交通機関のご利用をお願いいたします。どうしてもお車での来場が必要となる場合は個別にお申し付けください。
・お子様へは運動テストとアンケートを実施します。保護者の方へはアンケートを実施します。(保護者の方が入水して運動テストを実施することはありません。)運動テストやアンケートの内容、回数についての詳細は実施前に参加者の皆様へご連絡(公開)をいたします。

【お問い合わせ】ご関心のある方、参加してみたいという方は下記へお問い合わせください。詳細をお伝えいたします。

m258310g@st.u-gakugei.ac.jp(酒井宛)

本研究成果が、障がいのある方々がより自立的で楽しく運動を行える環境づくりの一助となることを願っております。ご不明な点がありましたら、どうぞ気軽にお声かけください。

何卒、皆様の温かいご理解とご協力をお願い申し上げます。

【これまでに頂いたご質問】7/3更新

これまでにいくつかご質問があったものをまとめました。


Q1 車での来場は可能でしょうか。
A1 原則、公共交通機関のご利用をお願いいたします。
お車をご希望の方は、近隣にパーキングがいくつかございますのでそちらをお願いいたします。
 もしも、どうしてもお車で直接大学構内までをご希望の方がいらっしゃいましたら個別に御連絡をお願いいたします。セキュリティの都合上、大学と確認後、7月に入りましてから、手続きの流れをご案内致します。(7/3送信メールをご覧ください)


Q2 スケジュールについて
A2 夏休み期間を想定しております。最終調整に時間がかかっておりますが、6月中に同意書と事前アンケートをいただいた皆様へお知らせいたします。
なお、お盆休みの時期(8/11〜8/15)にキャンパスが閉まるため、会場を東京学芸大学の他近隣のプール施設を予定しております。


Q3 天候についてのご連絡について
A3 大雨による中止や熱中症に関する中止は、当日の朝8:00以降にご連絡をする予定でおります。


Q4 プールの水深について
A4 通常1.2メートルになりますが、足が立たない方へは銀色の調節台を使って調整する予定です。


Q5 ラッシュガードを着用しても良いですか?
A5 はい、ラッシュガードはご利用いただけます。


Q6 土日は開催できませんか?
A6 大変申し訳ございませんが、土日の開催は予定しておりません。
  夏休み期間中の平日を予定しております。


Q7 保護者は観覧できますか?
A7 プールサイドから観覧いただけます。保護者の方の入水はございません。(アンケートのみです)


Q8 ばんそうこうをして入水できますか?
A8 はい、ご入水いただけます。


Q9 プールの水温はどのくらいでしょうか?
A9 真夏は30度前後(公共施設の室内プールと同程度)となります。


Q10 参加費はいくらですか?
A10 研究対象のため水泳教室の参加費および施設使用料は無料です。その他、この研究に絡めて皆様から集金のお願いをすることはございません。なお、会場までの交通費は各個人様でお願いいたします。
 また、東京学芸大学で開催される公開講座と併せて、各個人様での保険の加入をお願いいたします。


Q11 子どもがアンケートに答えられない場合は、保護者が代理できますか?
A11 お子様へのアンケートにつきましては、答えの正確性も大事ですが、お子様の表情等を含めた反応を見させていただくのも狙いの一つとなります。なるべく視覚情報などで理解しやすくなるように配慮をする予定でおりますが、意図が難しそうな場合は保護者の方にお子様の横で代理をお願いさせていただくこともございます。


Q12 お盆の時期の開催について
A12 お盆の時期はキャンパス一帯が閉鎖されるため、別会場となります。
 参加者の皆さまへご連絡いたしておりますご案内や、仮予約の申請フォーム(システム)等をご覧ください。


Q13 予約申請ができない。
A13 以下の理由が考えられます。
 ・グレーの表示がされている場合は、すでに埋まっている可能性があります。
 ・「科目」欄にチェックを入れないと、カレンダー上で表示がされないため、チェックをお願いいたします。(水泳教室のアルファベットは担当支援員という意味合いではありません)
 ・Wi-Fi環境の良いところで操作をお願いします。

Q14 当日の流れについて
A14 下記からご確認をお願いいたします。
   直接現地にお越しください。
   初日に運動テストを実施し、療育内容を決定します。
   運動テストを大学で実施する都合上、お盆の時期に初日・4日目・8日目が掛からないようご注意ください。
Q15 多機能更衣室はありますか
A15 東京学芸大学のプール施設内は、男女別の更衣室のみとなります。異性介助の必要な方は、監視室裏の部屋をご案内しますので、各実施日の3日前までにご連絡ください。

お盆期間中の三鷹市の施設については、多機能更衣室があります。一般利用の方も利用されますので余裕を持ってお越しください。男女別更衣室の左手側にございます。


Q16 持ち物につきまして
A16 水着、帽子、ゴーグル、バスタオルをお願いいたします。
 外気温が気になる方はラッシュガードもお持ちいただけます。
 水筒をお持ちいただき、水分補給ができるようにお願いいたします。

Q17 前日・当日の連絡先につきまして
A17 上記のQ14の「当日の流れ」に記載の連絡先にショートメールでお願いいたします。
   こちらの連絡先は、一般社団法人日本障がい者スイミング協会の前日・当日の連絡先と兼ねておりますので、協会の事務の都合上、前日や当日以外のご連絡はメールにてお願いいたします。

Q18 SUBARU総合スポーツセンターのプールへの入場の流れ
A18 下記の流れでご入場ください
お願い:下駄箱と更衣室内ロッカーは100円玉のリターン式です。100円玉を2枚以上ご準備ください。
 男女別更衣室と多機能更衣室がございます。待ち合わせをどちらのロッカーにされるか、酒井へメール(m258310g@st.u-gakugei.ac.jp)ご連絡ください。

①当日は、1F総合受付で「アクアマルシェの●●(お名前)です」とお伝えいただいて紺色のバーコードカードを1枚(入水者分)お借りいただいて、改札機をお通りいただき、更衣室でお着換えください。
保護者の方が入水せずお着換えのお付き添いのみの場合は、プール入口で「付添カード」をお借りいただき、更衣室へお入りください。

②ロッカーにカードを保管ください。
③支援後、お着替えされましたらカードを使って改札機をお通りいただき、1Fの総合受付にご返却ください。
入場券の購入の必要はありません。お会いできますこと楽しみにしております。

何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。
東京学芸大学大学院 酒井泰葉