自閉症児の水中での運動療育・水泳の授業参加者募集(研究のご協力のお願い)
この度、東京学芸大学健康・スポーツ科学講座准教授の森山進一郎先生と共に、「自閉症児の水中での運動療育・水泳指導法の検討」をテーマとした研究に取り組んでおります。
本研究は、自閉症児がより安心して効果的に水中運動に取り組むための指導方法を明らかにし、支援現場で活用できる具体的な手法を開発することを目的としています。つきましては、皆様のご協力を賜りたく存じます。
ご協力いただける方には、個別に簡単な運動の観察やヒアリングなどを通じて、水泳活動中の様子を記録・分析させていただきます。内容はご本人や保護者様と十分に相談の上、同意を得た方のみを対象とし、個人情報の取り扱いには万全を期します。また、本研究は、東京学芸大学研究倫理委員会の承認を経て実施されます(5月末に受理済み)。
【研究概要】5/31更新
・研究期間:2025年7月~2025年9月 (個別に調整) ・実施場所:東京学芸大学屋外プール(東京都小金井市) ・対象:自閉症児の方(学齢期:5歳~15歳/療育手帳3・4度、自閉症の診断があれば境界値の方も可)、定型発達児の方(学齢期:5歳~15歳)、およびご家族 ・今回は水慣れや潜る等の練習はしません。 ・顔を水に付けることに抵抗がない方や潜れる方で、これから泳ぎの練習をしたい方を対象者とします。 ・身体障害の重複障害のある方は対象外となります。 【内容】:クロールなど4泳法(クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ)の練習、水中運動中の様子の観察、姿勢解析(動画)、指導法の検討、インタビュー等 ・自閉症児の方は個別支援、定型発達児の方は個別支援または少グループ支援を予定してます。 ・練習時間は1回50分を目安にしています。 ・すべての種目のご参加が難しい際は、「クロールだけ」、「背泳ぎと平泳ぎだけ」、など種目を選ぶこともできます。(ただし、運動検査の結果で希望の種目とは別の種目から練習を始めることもあります。個別に御案内いたします。) ・1人あたり運動療育を含め(8日間~)の練習を予定しております。 ・水泳教室担当者:酒井、他院生、水泳指導員が担当します。 【その他】 ・雷は中止します。小雨決行予定です。(例:ご相談に応じますが、水泳教室実施の途中残り時間わずかで少し霧雨が降ってきた場合はその場の状況で継続する可能性もあります。) ・その他、大雨や熱中症警戒アラートが出た際は厚生労働省の通達に従い、実施日の朝にご連絡をします。 ・原則、公共交通機関のご利用をお願いいたします。どうしてもお車での来場が必要となる場合は個別にお申し付けください。 ・お子様へは運動テストとアンケートを実施します。保護者の方へはアンケートを実施します。(保護者の方が入水して運動テストを実施することはありません。)運動テストやアンケートの内容、回数についての詳細は実施前に参加者の皆様へご連絡(公開)をいたします。
【お問い合わせ】ご関心のある方、参加してみたいという方は下記へお問い合わせください。詳細をお伝えいたします。
m258310g@st.u-gakugei.ac.jp(酒井宛)
本研究成果が、障がいのある方々がより自立的で楽しく運動を行える環境づくりの一助となることを願っております。ご不明な点がありましたら、どうぞ気軽にお声かけください。
何卒、皆様の温かいご理解とご協力をお願い申し上げます。