一般社団法人日本障がい者スイミング協会

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自閉症児の水中での運動療育・水泳の授業参加者募集(研究のご協力のお願い)

この度、東京学芸大学健康・スポーツ科学講座准教授の森山進一郎先生と共に、「自閉症児の水中での運動療育・水泳指導法の検討」をテーマとした研究に取り組んでおります。

本研究は、自閉症児がより安心して効果的に水中運動に取り組むための指導方法を明らかにし、支援現場で活用できる具体的な手法を開発することを目的としています。つきましては、皆様のご協力を賜りたく存じます。

ご協力いただける方には、個別に簡単な運動の観察やヒアリングなどを通じて、水泳活動中の様子を記録・分析させていただきます。内容はご本人や保護者様と十分に相談の上、同意を得た方のみを対象とし、個人情報の取り扱いには万全を期します。また、本研究は、東京学芸大学研究倫理委員会の承認を経て実施されます(現在申請中、5月に受理予定)。

【研究概要】

・研究期間:2025年6月~2025年9月
・実施場所:東京学芸大学屋外プール(東京都小金井市)
・対象:自閉症児の方(学齢期:5歳~12歳/療育手帳3・4度)、定型発達児の方(学齢期:5歳~12歳)、およびご家族 
・今回は水慣れや潜る等の練習はしません。顔を水に付けることに抵抗がない方や潜れる方でこれから泳ぎの練習をしたい方を対象者とします。

【内容】:クロールなど4泳法(クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ)の練習、水中運動中の様子の観察、姿勢解析(動画)、指導法の検討、インタビュー等

・自閉症児の方は個別支援、定型発達児の方は個別支援または少グループ支援を予定してます。
・練習時間は1回50分を目安にしています。
・すべての種目のご参加が難しい際は、「クロールだけ」、「背泳ぎと平泳ぎだけ」、など種目を選ぶこともできます。(ただし、運動検査の結果で別の種目から練習を始めることもあります。個別に御案内いたします。)
・1種目あたり4回(4日間)程度の練習を予定しております。
・水泳教室担当者:酒井、他院生、水泳指導員が担当します。

【お問い合わせ】ご関心のある方、参加してみたいという方は下記へお問い合わせください。詳細をお伝えいたします。

m258310g@st.u-gakugei.ac.jp(酒井宛)

本研究成果が、障がいのある方々がより自立的で楽しく運動を行える環境づくりの一助となることを願っております。ご不明な点がありましたら、どうぞ気軽にお声かけください。

何卒、皆様の温かいご理解とご協力をお願い申し上げます。