一般社団法人日本障がい者スイミング協会

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スイミングコーチが、自閉症の子供が安全に自分らしく楽しむために必要な3大スキル

自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ子供がスイミングに通う際、スイミングコーチには特別なスキルやアプローチが求められます。

スイミングコーチが自閉症の子供たちに対して必要なスキルのうち、3つ大事なポイントを考えてみました。


①コミュニケーション能力:

自閉症の子供たちはコミュニケーションに課題を抱えることがあります。
スイミングコーチは、非言語的なコミュニケーションや明確で単純な指示を使い、子供たちと効果的に対話する能力が重要です。
コミュニケーションの形態が異なる場合でも、子供たちが理解しやすい方法を見つけ、安心感を提供することが大切です。


②柔軟性と適応力:

自閉症スペクトラムには様々な特性があり、子供たちの感覚過敏や感覚鈍麻、ルーティンの重要性などが異なります。
スイミングコーチは柔軟で適応力があり、子供たちの個々のニーズに対応することが求められます。
予測可能な環境やスイミングのプロセスに対して、子供たちが快適に参加できるような工夫が必要です。


③ポジティブな多様な視点とモチベーション:

自閉症の子供たちにとり、支援者のポジティブで多様な視点やモチベーションのフォローは大きな助けになります。

スイミングコーチは、小さな成功や努力に対してポジティブなフィードバックを提供し、子供たちが自信をつけられるようサポートする必要があります。
そのため、傍からは分からないような子供たちの小さな変化に気づく視点が、支援の鍵を握ります。
表情の変化、言葉の変化、姿勢の変化、筋緊張の変化、、、様々なアンテナを張り巡らして、フィードバックをする必要があります。

モチベーションを高めるためには、子供たちの個々の興味や好みに注意を払い、楽しい環境を提供することが重要です。楽しいことほどやる気もアップしますし、大人が教えなくても、子供たちは自ら積極的に取り組む姿勢を学ぶことができます。困難な壁に当たっても、自分で乗り越えようとする力も芽生えます。大人が乗り越えなさいと言わなくても、自分から大きな山を登ろうとするのは、何よりも支援者が子供たちを理解して、子供たちが「これが好き!」と強く思える種をまいてリードするスキルも必要です。


これらのスキルを備えたスイミングコーチは、自閉症の子供たちにとって安全で、快適で、効果的なスイミング体験を叶えていくことができます。


コミュニケーション、柔軟性、ポジティブな視点は、子供たちがスイミングを通じて自分の能力を発見し、自分からどんどん成長するのを支援するために必要不可欠なスキルの一部となるのです。